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産業

水産業

水産業 江戸時代より松前藩との交易があったとおり、利尻島には良好な漁場がありました。
明治に入り、場所請負、漁場持ちなど幾多の困難な状況を経て、漁業権の開放となりました。
日本海沿岸で、ニシン漁が栄えたとおり利尻島においてもニシン漁全盛の時代がありました。
その後ニシン漁が衰退し、もともと有名だった「利尻昆布」やウニ漁を主体とする根付漁業と、タコやカレイを主体とする沿岸漁業へと形態が変化していきまし た。更に近年では、鮭の孵化放流やウニあわび種苗の放流、利尻昆布の養殖・ホタテの養殖と、育てる漁業のほか、投石や魚礁、岩礁爆破と漁場造成にも力を入 れています。

農 業

もともとが漁業を主体としているため、自家用として馬鈴薯などの畑作は行っていましたが、事業を営むには至っていませんでした。
そのほかでは、山菜の商品化やミンクの飼育、養豚・養鶏更には酪農もありましたが、いずれも現在では消滅しています。

観光事業


観光事業 「観光」として注目したのは、ニシン漁が衰退した以後、名勝・名所を見直し資源開発を試みるようになった頃で、昭和40年には「利尻・礼文国定公園」に指定されました。
それ以前はというと、史跡・景観と言った程度でほんの一部の人が「遊覧地」として訪れていました。
利尻山に関してはその限りではなく、登山家にとっては、登山道が整備されていなくとも魅力的な山でした。また、植物研究家にとっても、高山植物の宝庫でし た。(昭和25年「利礼道立自然公園」指定)その後、昭和49年には「利尻・礼文・サロベツ国立公園」に指定され、一躍「離島ブーム」がおとずれました。
更に、全国から選ばれた百選が3つあり、観光事業は着実に伸びています。
また、平成8年には、温泉のボーリングに成功し、平成10年には「利尻富士温泉」施設をオープンして、新たな観光資源が誕生しました。


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